慈悲の瞑想
自分が幸せになりたいという願いを思い浮かべ、さらに心の中で他者に対しても自分のことと同じように願う瞑想法。
ブッダの時代からテーラワーダ仏教の伝統的な修行法として伝えられてきました。
近年の研究では、慈悲の瞑想をすると実際に脳の中の愛情に関する部位が活性化することもわかっているようです。
まずは深呼吸して落ち着く。
念じながら幸せそうな姿を思い浮かべる。
自分のことを思い浮かべ念じる
私が安全でありますように
私が幸福でありますように
私が健康でありますように
私が心安らかに暮らせますように
同じように「自分のこと」のところを「大切な人」「中立的な人」「嫌いな人」をあてはめ、その人の幸せそうな姿を思い浮かぶ念じます。
嫌いな人の幸せを念じるのが辛いときは
言葉を変える。
あの人も私と同じで心や体、気持ちや考えをもっている。
あの人も私と同じで幸せになりたいと思っている。
あの人も私と同じで痛みや苦しみから解放されたいと願っている
あの人も私と同じでこれまでの人生で辛いことや傷ついたことがある。
嫌いな人に対してはそんなふうに思いたくもないなど入り込んでいる状態のときは難しいこともあります。
あまりに難しいときは無理して行う必要はないと思いますが俯瞰してみれるようになったとき言葉を変えて行ってみることで優しい温かい気持ちになれ徐々に嫌い1択の苦しい感情から解放されてきます。
そしてなにも感じなくなり浄化され、ご縁が自然に切れたり逆に誰よりも仲良くなれたりなど収まるところに収まるものです。