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脳疲労と幸福度


脳はいつも情報の大量処理に追われていて疲労困憊しています。


◎マルチタスク社会

グローバル化による競争の激化で常に生産性アップを求められる。

テクノロジーの発達もめざましく、1つの仕事にじっくり時間をかけて取り組むことが許されなくなった。

複数案件を効率的にこなすことを求めらられる。

◎情報過多社会

便利なスマホが登場し、帰宅後も外出先でも会社のメールをチェックし返信したり、対応を求められるなど脳が休まる時間がなくなることも。


企画書を作りながら来週のプレゼンうまくいくかな。歯医者の予約入れとかないと。ラインきた、誰かな。お腹空いたな。など

何かをしながらも別のことが気になってしまう状態のことを脳科学では

「マインドワンダリング」(心が彷徨っているという意味)という。


脳の疲れは知らぬ間に精神的に影響を受ける原因になります。

不安が強くなりすぎたり、怒りっぽさが強くなる、暴飲暴食、自分の感情の変化に気付きにくくなるなど認知が歪みやすくなりありのままを受け入れづらくなってしまう場合もあります。


科学的な研究結果では

(2010年に発表されたハーバード大学のキリングスワース博士の研究)

マインドワンダリング状態では幸福度は下がることが判明。

人は活動中の約46.9%もの時間、目の前のことに注意を払わずに生活しているのだそう。

逆に目の前のことに集中しているときは幸せを感じていることがわかっているようです。