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空腹感について

空腹感は人間が生きていくために必要な身体からの信号です🚦


生理的理由で起きる本物の空腹と偽物の空腹感が存在します。


偽物の空腹とはエネルギーが足りている状態で起きる空腹です。


五感で脳は美味しいものと判断すると摂食中枢を刺激し、食欲が沸いてくるのです。過去の記憶が呼びおこされ、その結果おきた錯覚的な空腹感が偽物の空腹の正体です。

例えばラーメン屋さんの前を通ったらスープの匂いを嗅いで食べたくなった🤤など。


本物の空腹とはエネルギーが足りない状態で起きる空腹です。


空腹は体内のエネルギーが消費され、血糖値(血中のブドウ糖の濃度)が低下することがきっかけで起きます。

血糖値が低下すると体内に蓄積されていた脂肪が分解されて、エネルギーになり始め遊離脂肪酸がつくられます。

遊離脂肪酸が血液中に増加すると、摂食中枢が刺激され身体に栄養が必要なことをサインで送ります🆘


最後の食事から5〜6時間後くらいに感じ始める空腹感が本物です🌟


食事をして体内にエネルギーが補給されて血糖値が空腹時の2倍ほどに上昇すると満腹感がうまれ、食欲は低下します☺️


【空腹感のメリット】

ダイエット、※オートファジー、集中力向上、内臓を休ませることができる


※オートファジー(自食作用)とは

栄養飢餓状態に陥った生物が自らの細胞内のたんぱく質をアミノ酸に分解し、一時的にエネルギーを得るしくみのこと。


12〜16時間程度空腹時間をつくると、オートファジーが働きます。

オートファジーが作用すると身体の老廃物がなくなり、細胞や組織機能も活性化するそうで注目されています。


食べたばかりなのに、すぐ食べたいと感じる原因のひとつにストレスが考えられます。

大きな不安を抱えていたり、疲れが溜まっていると食べることで紛らわせようとしている場合もあります。

ストレスを感じると、ドーパミンというホルモンが多く分泌される→食欲を高める摂食中枢を刺激される

反対に食欲を抑えるレプチンやセロトニンのホルモン分泌は低下するため、

食欲が抑えにくくなる。


食べすぎて身体が重い、食べないと落ち着かない、食べても食べても満たされないなどある場合は、一旦落ち着いて自分の心と身体に問いかけて自分自身と相談してみられるといいかもしれません。


最近食べても食べても満たされないけどなにか不安なことや心配事あるの?

食べたいわけじゃないけど口がさみしくて食べすぎてしまう。なにかあったの?など自分と会話することで状態を把握できるのでそれだけでも、ちょっと身体のことを考えて今日は控えようとか、ケーキじゃなくブラックコーヒーにしてみようとかすこしずつ、食べること以外に変化していくものです。


自分との会話は課題や何に悩んでいるのか、なにが不安なのかを浮き彫りにしてくれます。

浮き彫りになると問題解決になる糸口を見出したり、探そうと動き始めるので自然と食べることで誤魔化したり、避けたりしなくなっていきます。


空腹の仕組みを知っているだけでもスルーもできますので、偽物の空腹感に

惑わされることも減り快適な身体や食事も楽しめるようになってくるんじやないかと思います。


ご参考までに(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠❤